医院名:あおと整形外科クリニック 住所:〒500-8315 岐阜県岐阜市島田東町41-1
電話番号:058-252-0220

新着情報

2026.01.01

医療法人設立のご挨拶

この度、あおと整形外科クリニックは令和8年1月5日より
医療法人シエルブルとして新たにスタートを切ることになりました。

これを機に、より一層地域医療への貢献と業務の充実に努める所存でございます。
引き続き、皆様のご期待に添えるよう精神誠意努力いたしますので、
何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

なお、事業所名(あおと整形外科クリニック)、所在地、電話番号、診療時間等に変更はございません。

2025.12.15

【岐阜市にお住まいの皆様へ】「肩が上がらない」「夜間痛で眠れない」四十肩・五十肩の治し方と専門治療

肩の痛みは、日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。特に「洗濯物を干すのがつらい」「高い所の物を取る動作ができない」といった動作制限や、「夜中にズキズキと痛み、目が覚めてしまう」といった夜間痛は、四十代から五十代の方々にとって深刻な悩みです。

その痛みの原因として最も一般的なものが、「四十肩・五十肩」(正式名称:肩関節周囲炎)です。

しかし、「ただの肩こりだろう」「放っておけば治る」と自己判断してはいませんか? 四十肩・五十肩は、適切な診断と治療なしに放置すると、数年単位で痛みが長引き、肩の動きが固まってしまう(拘縮)リスクがあります。

岐阜市でこれらの症状にお悩みであれば、痛みを正確に診断し、症状に合わせた最適な治療を受けられる整形外科専門医への受診が最善の策です。このガイドでは、四十肩・五十肩の正しい知識と、岐阜市で専門治療を受ける重要性について詳しく解説します。

 

1. 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは?

四十肩・五十肩は、一般的に40代から60代にかけて発症しやすい肩の痛みの総称です。医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節を構成する関節包や靭帯、腱などの組織に炎症が起こり、痛みや動きの制限が生じる病態を指します。

1-1. 疾患のメカニズムと原因

この疾患の明確な原因はまだ特定されていませんが、加齢による組織の変性(老化)が主な要因と考えられています。肩の使いすぎや血行不良が誘因となり、関節包(肩関節全体を包む袋)が炎症を起こし、最終的に分厚く硬くなることで、肩の可動域が狭くなります。

1-2. 見過ごせない三つの進行期

四十肩・五十肩の症状は、一般的に以下の三つの段階を経て進行します。ご自身の症状がどの段階にあるかを知ることが、適切な治療を選ぶ上で非常に重要です。

進行期

特徴的な症状

治療のポイント

(1)炎症期(急性期)

激しい痛みが特徴。特に安静時や夜間に強い痛み(夜間痛)を感じる。肩を動かすと激痛が走るため、動かせなくなる。期間:数週間~数ヶ月

炎症と痛みを抑える薬物療法や注射療法が中心。無理な運動は厳禁。

(2)拘縮期(慢性期)

痛みは徐々に和らぐが、肩の動きが極端に制限される。「凍結(Frozen)」したように固まり、腕が上がらない状態が続く。期間:数ヶ月~1年

積極的なリハビリテーション(理学療法)で、固まった肩を徐々に動かすことが最重要。

(3)解氷期(回復期)

痛みと可動域制限がゆっくりと改善していく時期。期間:数ヶ月~数年

引き続きリハビリを行い、完全な可動域回復を目指す。

多くの患者様が「炎症期」に痛みがピークを迎え、その後「拘縮期」で動きの悪さに悩まされます。特に夜間痛は、炎症期に最も強く現れ、睡眠障害を引き起こすため、早期の治療が必要です。

 

2. 「肩が上がらない」「夜に痛い」具体的な症状チェック

岐阜市の皆様がご自身の症状をチェックできるよう、四十肩・五十肩に特徴的な具体的な症状を挙げます。もし複数該当する場合、すぐに整形外科を受診してください。

2-1. 動作の制限(可動域制限)

  • ◼︎結帯動作の困難: 背中に手を回して帯を締めたり、エプロンの紐を結んだりする動作ができない。
  • ◼︎結髪動作の困難: 髪の毛を洗ったり、整えたりするために腕を頭上に上げる動作ができない。
  • ◼︎棚の上の物を取る動作の困難: 高い位置にある物を取る際に、肩から強い痛みを感じる。
  • ◼︎着替えの困難: 服を脱ぎ着する際に、肩関節に引っかかるような痛みや、腕が動かせない感覚がある。

2-2. 夜間痛の発生

  • ◼︎寝返り時の激痛: 痛い方の肩を下にして寝ると、激痛で目が覚めてしまう。
  • ◼︎安静時の痛み: 昼間は比較的平気でも、夜になるとズキズキとした痛みが現れ、寝付けない。

2-3. 他の疾患との鑑別が重要

自己判断で「四十肩だ」と思っていても、実際には別の重篤な肩の疾患である可能性があります。

類似疾患

四十肩との主な違い

腱板断裂

腕を上げようとすると力が抜ける、自力で腕を上げることができない(他動では動かせる)。手術が必要となる場合がある

石灰沈着性腱板炎

突然、耐え難いほどの激痛が走るのが特徴。X線で腱に沈着した石灰が確認できる。

特に腱板断裂は、放置すると断裂が広がり、回復が困難になることがあります。正確な診断のためにも、自己判断は避け、画像診断ができる整形外科を受診することが不可欠です。

 

3. 岐阜市で専門的な四十肩・五十肩の治療を受けるべき理由

3-1. 正確な画像診断(X線、エコー、MRI)

整形外科では、まずX線(レントゲン)撮影を行い、骨折や石灰沈着の有無を確認します。さらに、腱板の状態や関節包の炎症の程度を詳細に把握するために、超音波検査(エコー)が非常に有効です。

特にエコー検査は、注射治療を行う際にも、痛みの原因となっている部位に正確に薬液を届けるために不可欠な技術であり、熟練した医師と最新の機器が揃っていることが、治療の成功を左右します。

3-2. 進行期に合わせた最適な治療法の選択

四十肩・五十肩の治療は、炎症期、拘縮期という進行度によってアプローチが変わります。

(1)炎症期(痛みが強い時期)の治療

この時期は、まず「痛みを取る」ことが最優先です。

  • ◼︎薬物療法: 非ステロイド性消炎鎮痛剤(内服薬や外用薬)で炎症を抑えます。
  • ◼︎注射療法: 炎症が強い部位へのステロイド注射や、関節の滑りを良くするためのヒアルロン酸注射などがあります。特にステロイド注射は、強い夜間痛を劇的に緩和させ、早期に睡眠を確保し、次のリハビリ期へ移行するために非常に有効です。

(2)拘縮期(動きが固まった時期)の治療

痛みが落ち着いてきたら、「動きを取り戻す」治療に切り替えます。

  • ◼︎理学療法(リハビリテーション): 拘縮期における最も重要な治療です。固まった関節包を緩めるためのストレッチや、肩周囲の筋肉を強化するための運動療法を、専門の理学療法士の指導のもとで継続的に行います。無理のない範囲で段階的に行うことが、治癒を早める鍵となります。
  • ◼︎徒手整復術(マニピュレーション): 難治性の拘縮に対し、専門医の判断で麻酔下などで一気に固まった関節を剥がし、可動域を回復させる治療法です。

3-3. 岐阜市での生活を支えるリハビリテーション

四十肩・五十肩は、治療期間が数ヶ月から数年に及ぶ、忍耐が必要な疾患です。そのため、職場や自宅から通いやすく、継続的な治療とリハビリが可能な環境が不可欠です。

岐阜市内、特にあおと整形外科クリニック様の様にアクセスが良い立地にある整形外科を選ぶことで、痛みのある時期には注射などの急性期治療を、痛みが引いた後は週に数回のリハビリを無理なく続けることができます。リハビリは「痛いけど効く」運動療法が中心となるため、患者様の状態を理解し、励ましてくれる理学療法士の存在が不可欠です。

 

4. 岐阜市民の皆様へ:あおと整形外科クリニックの治療方針と地域の安心

当院では、地域密着型の整形外科として、岐阜市にお住まいの皆様の「肩の悩み」に真摯に向き合っています。

4-1. 地域の生活様式に合わせた指導

岐阜市は金華山や長良川など自然に恵まれ、スポーツやウォーキング、ハイキングといった活動が盛んです。患者様の多くは、これらの活動や日常生活の中で肩を酷使しています。

当院では、単に症状を治すだけでなく、「金華山へのハイキングに復帰したい」「畑仕事ができるようになりたい」といった、患者様一人ひとりの岐阜市での生活目標に合わせたオーダーメイドのリハビリ計画を作成します。

4-2. 早期治療による「夜間痛」からの解放

夜間痛は、患者様の気力や体力まで奪ってしまいます。当院では、炎症期の夜間痛に対し、最新のエコーガイド下注射技術を用いて、原因部位にピンポイントで薬液を注入し、「その夜からぐっすり眠れる」ような早期の痛み緩和を目指します。夜間痛が改善することで、リハビリへの意欲も向上し、治癒の期間短縮につながります。

4-3. 治療を諦めないためのフォローアップ体制

四十肩・五十肩の治療は長期戦です。症状が改善しない時期に治療を諦めてしまう方も少なくありません。当院では、医師、看護師、理学療法士が密に連携を取り、治療の進捗状況を共有することで、患者様が不安を感じることなく、最後まで治療を続けられるようサポートします。

 

5. まとめ

肩の痛みは、「老化現象だから仕方ない」と放置すべきではありません。特に夜間痛や、生活に支障をきたすほどの動作制限がある場合は、五十肩ではなく、腱板断裂などの他の疾患が隠れている可能性があります。

岐阜市で「肩が上がらない」「夜に痛い」という症状にお悩みであれば、まずは自己判断をせず、専門的な画像診断と、進行度に応じた適切な治療が受けられる整形外科を受診してください。

早期の正確な診断と、専門家による継続的なリハビリこそが、肩の痛みを克服し、再び快適な日常生活を取り戻すための最短ルートです。

 

6. 四十肩・五十肩に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 四十肩・五十肩はどれくらいの期間で治りますか?

  1. A. 症状の重さや治療開始時期によりますが、一般的に数ヶ月から1年半程度かかる長期戦となることが多いです。激しい痛みがある炎症期は数週間から数ヶ月で治まりますが、肩の動きが固まる拘縮期を経て、完全に動きが戻るまでには時間がかかります。自己判断で治療を中断せず、医師の指導のもとで粘り強くリハビリを続けることが大切です。

Q2. 痛い時、自宅でできるセルフケアはありますか?

  1. A. 痛みの時期によって異なります。
  • 炎症期(痛みが強い時期): 無理に動かさず、安静にすることが最優先です。夜間痛が強い場合は、炎症部位を冷やす(アイシング)ことが効果的な場合があります。寝るときは、痛い肩の下にクッションやタオルを敷いて圧迫を避け、楽な姿勢を探しましょう。
  • 拘縮期(動きが固まった時期): 医師や理学療法士から指導されたストレッチや運動療法を毎日継続してください。特に温めることで血行が良くなり、関節が動かしやすくなるため、入浴中や入浴後にストレッチを行うのが効果的です。

Q3. お風呂で温めても大丈夫ですか?

A. 炎症期(激しい痛みがあるとき):温めすぎると炎症が強まり、痛みが増すことがあります。長時間の入浴や過度なマッサージは避け、シャワーで済ませるか、短めの入浴に留めてください。

  • 拘縮期(痛みが治まり、動きが悪いとき):血行が促進されて関節が緩みやすくなるため、温めることは有効です。ゆっくり湯船に浸かり、肩を温めた後でストレッチを行うと効果的です。

Q4. 再発予防のためにできることはありますか?

  1. A. 四十肩・五十肩は、一度治癒すれば基本的に再発は少ないとされていますが、逆の肩に発症することはあります。予防のためには、肩関節周囲の柔軟性と筋力の維持が非常に重要です。
  • 治癒後も、医師や理学療法士に教わったストレッチや体操を習慣づけましょう。
  • 日頃から姿勢を意識し、猫背や肩が丸まった状態を避けて肩への負担を減らしましょう。
  • 適度な運動を心がけ、全身の血行を良くすることも大切です。

 

7. 参考文献

本記事は、以下の公的な情報源および専門学会の情報を参考に作成しています。

  • ・ 公益社団法人 日本整形外科学会(JOS)
  • ・ 一般社団法人 日本肩関節学会
  • ・ 日本理学療法士協会

 

8. 監修者情報

日本整形外科学会専門医 青戸 寿之(あおと整形外科クリニック 院長)

あおと整形外科クリニックでは、岐阜市の皆様が肩の悩みを気にせず、趣味や仕事に打ち込めるよう、全力でサポートいたします。少しでも不安を感じたら、お気軽にご相談ください。

岐阜市の皆様、肩の痛みは、我慢せずに整形外科クリニックへ。

2025.07.10

脊柱管狭窄症の特徴と対策 〜「歩くと足がしびれる」は、背骨からのサインかもしれません〜

はじめに:「歩くと足がしびれる」その症状、見過ごしていませんか?

「しばらく歩くと、足がしびれて休みたくなる」
「立っていると腰や太ももが重だるい」
「前かがみになると楽になる」

このような症状がある方は、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の可能性があります。

脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる病気です。
特に中高年の方に多く、加齢による背骨の変化が主な原因とされています。

この記事では、脊柱管狭窄症の特徴・診断・整形外科での治療と予防について、あおと整形外科クリニックでの対応も交えて、わかりやすく解説します。

脊柱管狭窄症とは?

神経の通り道が狭くなって起きる“しびれと痛み”

背骨の中には「脊柱管」と呼ばれる神経のトンネルがあります。
このトンネルが、骨や靭帯の変形、椎間板の膨らみなどにより狭くなることで、神経が圧迫されて痛みやしびれが起こります。

よく見られる症状

  • ・ 腰やお尻の痛み・重だるさ
  • ・ 太もも・ふくらはぎのしびれ
  • ・ 長距離を歩けない(間欠性跛行)
  • ・ 前かがみで楽になる
  • ・ 足の感覚が鈍くなる・力が入りにくい

座って休むと症状が軽くなり、歩くと再びしびれる、というパターンが特徴的です。

主な原因とリスク要因

▪️加齢による変化

50代以降の方に多く、加齢に伴う以下の変化が影響します。

  • ▪️椎間板の膨らみ

  • ▪️黄色靭帯の肥厚

  • ▪️骨の変形(骨棘形成)

▪️背骨への負担

  • 長年の重労働や無理な姿勢
  • ▪️背骨の疾患歴(椎間板ヘルニア、側弯症など)

検査と診断方法

▪️問診・視診

  • 症状の出る動作や範囲を丁寧に確認
  • 神経の反応や筋力のチェック

▪️画像検査

  • ▪️レントゲン検査

  • 骨の変形や配列の確認
  • ▪️MRI検査

  • 脊柱管の狭窄状態・神経の圧迫部位を可視化

あおと整形外科クリニックでは、必要に応じて連携先でのMRI検査も案内しています。

整形外科での治療方法

▪️保存療法(手術をしない治療)

▪️薬物療法

消炎鎮痛薬(NSAIDs)

神経障害性疼痛治療薬

血流改善薬(プロスタグランジン製剤など)

▪️リハビリ・物理療法

  • ▪️運動療法

  • ・ 体幹・下肢筋力トレーニング
  • ・ ストレッチ・姿勢指導

▶︎ あおと整形外科クリニックでは、理学療法士による個別リハビリを通じて、症状緩和と再発防止をサポートしています。

▪️手術療法

以下のような症状が進行した場合は、手術の適応となることがあります。

  • ・歩行距離が極端に短い
  • ・排尿障害や強い筋力低下
  • ・保存療法で改善が見られない

当院では、必要に応じて専門病院への紹介・連携も行っています。

再発予防・日常生活でできる対策

▪️正しい姿勢を意識

  • 猫背にならないよう、背筋を伸ばす
  • 長時間の立ち仕事・座りっぱなしを避ける

適度な運動習慣

  • ウォーキングや水中運動など、負担の少ない有酸素運動
  • 無理のない範囲で、体幹筋力を維持・強化

▪️体重管理と栄養

  • 腰への負担を減らすための適正体重の維持
  • ・ ビタミンB群やたんぱく質を意識した食事

放置するとどうなる?

脊柱管狭窄症はゆっくりと進行する病気ですが、放置すると…

  • ・ 歩行困難や日常動作の制限
  • ・ 筋力の低下による転倒リスク
  • ・ 排尿障害・下肢の感覚障害につながる場合も

症状に気づいた時点で、早めの整形外科受診が大切です。

あおと整形外科クリニックでの対応

当院では、以下のような安心の体制で対応しています。

  • 丁寧な問診と画像検査による的確な診断
  • 薬物療法・リハビリ・ブロック注射などの保存的治療
  • ・ 再発防止のための生活指導と継続サポート

「年齢のせいだから仕方ない」と我慢せず、まずはお気軽にご相談ください。

【FAQ】よくある質問

Q1. 脊柱管狭窄症は自然に治りますか?

自然に完全治癒することは少ないため、症状に応じた治療が必要です。

Q2. 歩くとしびれてくるのはなぜ?

歩行時に背筋が伸びて脊柱管が狭くなり神経が圧迫されるためです。

Q3. リハビリで良くなることはありますか?

多くの方が姿勢の見直しや筋力強化で症状の改善を実感しています。

Q4. 手術をしないと治らないのでしょうか?

多くの場合、保存療法で十分な改善が可能です。手術は症状が重い場合の選択肢です。

Q5. 整形外科と整骨院の違いは?

整形外科では医学的な検査と診断に基づく治療を行い、状態に応じて最適な方法を選択できます。

📚 参考文献

  1. ▪️日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
    https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
  2. ▪️健康長寿ネット「腰部脊柱管狭窄症」
    https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/sekityukankyousakushou/about.html
  3. ▪️MSDマニュアル家庭版「脊柱管狭窄症」
    https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/08-%E9%AA%A8-%E9%96%A2%E7%AF%80-%E7%AD%8B%E8%82%89%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E8%85%B0%E7%97%9B%E3%81%A8%E9%A6%96%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF/%E8%85%B0%E9%83%A8%E8%84%8A%E6%9F%B1%E7%AE%A1%E7%8B%AD%E7%AA%84%E7%97%87

🔖 監修者情報

監修:日本整形外科学会専門医 青戸 寿之(あおと整形外科クリニック 院長)

2025.06.12

骨粗しょう症の早期発見と予防 〜知らないうちに進行する骨の病気を防ぐために〜

はじめに:転んで骨折、それが「はじまり」かもしれません

「ちょっとした段差で転んで、骨にヒビが…」
「背中が曲がってきた気がする」

こうした変化の裏に潜んでいるのが、**骨粗しょう症(こつそしょうしょう)**です。

骨粗しょう症は、骨の密度(骨密度)が減ってスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。高齢の女性に多いイメージがありますが、実は40代から静かに進行しているケースも少なくありません。

この記事では、骨粗しょう症の特徴や早期発見の重要性、あおと整形外科クリニックでの検査・予防の取り組みについて、医師の視点でやさしく解説します。

骨粗しょう症とは?

骨の構造と代謝のバランスが崩れる病気

人の骨は常に「壊す(骨吸収)」と「作る(骨形成)」を繰り返しており、このバランスが保たれることで骨の強さが維持されます。
しかし、加齢やホルモンの変化、生活習慣の乱れなどによりバランスが崩れると、骨がもろくなってしまうのです。

なぜ骨粗しょう症になるのか? 〜主な原因〜

▪️加齢と閉経

特に女性は閉経後、骨を守る役割を果たしていた**女性ホルモン(エストロゲン)**が急激に減少することで、骨密度が大きく下がります。

▪️栄養不足・運動不足

  • ・ カルシウムやビタミンDの不足
  • ・ 運動不足による骨への刺激不足

▪️喫煙・過度の飲酒・ステロイド薬の長期使用

これらも骨の代謝に悪影響を与える要因です。

骨粗しょう症の症状とリスク

自覚症状が少ない「サイレントディジーズ」

初期の骨粗しょう症にはほとんど自覚症状がありません。
「気づいたときには骨折していた」というケースが多く、背骨の圧迫骨折大腿骨の骨折などは、寝たきりの原因にもなり得ます。

こんな方は要注意!

  • ・ 50歳以上の女性(特に閉経後)
  • ・ 両親が骨粗しょう症や骨折歴あり
  • ・ 腰や背中が丸くなってきたと感じる
  • ・ 身長が以前より縮んだ
  • ・ 体重が減ってきた
  • ・ 長期にわたりステロイド薬を使用中

骨粗しょう症の検査方法

あおと整形外科クリニックでは、簡単・正確な骨密度検査を行っています。

▪️骨密度検査(DXA法)

骨の中でも腰椎や大腿骨の骨密度を計測。最も信頼性の高い方法とされ、早期発見に有効です。

▪️血液検査

カルシウム、ビタミンD、骨代謝マーカーなどを測定し、骨の状態を総合的に評価します。

治療と予防:整形外科でできること

▪️薬物療法

症状やリスクに応じて、以下のような薬剤を処方することがあります。

  • ▪️骨吸収抑制薬(ビスホスホネートなど)

  • ▪️骨形成促進薬(副甲状腺ホルモン製剤など)

  • ▪️活性型ビタミンD3製剤

あおと整形外科クリニックでは、副作用や体調を見ながら、最適な治療薬を提案しています。

自分でできる予防習慣

▪️食生活のポイント

  • ・ 牛乳・ヨーグルト・小魚などのカルシウム
  • ・ サケ・キノコ・日光浴などでビタミンD
  • ・ 筋肉を支えるたんぱく質も忘れずに

▪️運動のポイント

・ ウォーキング、軽い筋トレ、ストレッチなどの荷重運動

  • ・ 転倒しにくい体づくりが、骨折予防につながります

骨粗しょう症を放置するとどうなる?

  • 背骨がつぶれる→身長が縮む・腰が曲がる
  • 骨折をきっかけに寝たきりに
  • 慢性的な痛みや生活動作の制限

高齢者の転倒→骨折→寝たきりという流れは、骨粗しょう症が引き金になることが多くあります。

あおと整形外科クリニックでの取り組み

当院では以下のような体制で、骨粗しょう症の早期発見・予防に取り組んでいます。

  • DXA法による正確な骨密度検査
  • 医師・リハビリスタッフによる予防指導
  • 生活習慣の見直しと定期フォロー

「年齢のせい」と諦める前に、気軽なチェックから始めてみませんか?

【FAQ】よくある質問

Q1. 骨密度検査は痛いですか?

まったく痛みはありません。5〜10分ほどで終わる検査です。

Q2. 骨粗しょう症は男性もなりますか?

女性に多いですが、男性でも高齢になると発症リスクは上がります。

Q3. 骨粗しょう症の薬は一生飲み続けるのですか?

状態により異なります。定期的に効果を評価し、変更や中止の判断を行います。

Q4. サプリメントだけで予防できますか?

食品やサプリで補うことも大切ですが、運動や検査、医師の判断も重要です。

Q5. 健康診断で見つかることもありますか?

骨密度検査が含まれていない限り、健康診断だけでは見逃されやすい病気です。

📚 参考文献

  1. ▪️日本整形外科学会「骨粗鬆症」
    https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html
  2. ▪️e-ヘルスネット「骨粗しょう症」
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/food/ye-043.html
  3. ▪️MSDマニュアル家庭版「骨粗しょう症」
    https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/08-%E9%AA%A8-%E9%96%A2%E7%AF%80-%E7%AD%8B%E8%82%89%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%AA%A8%E7%B2%97%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E7%97%87/%E9%AA%A8%E7%B2%97%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E7%97%87

🔖 監修者情報

監修:日本整形外科学会専門医 青戸 寿之(あおと整形外科クリニック 院長

2025.05.22

頚椎症と整形外科での対応

はじめに:肩こりや手のしびれ、もしかして頚椎症かも?

「最近、首や肩が重だるい」「手先にしびれが出てきた」——そんな症状が続いている方、それは単なる疲れや肩こりではなく、**頚椎症(けいついしょう)**という病気のサインかもしれません。

頚椎症は、首の骨(頚椎)が加齢や日常の姿勢などで変形し、神経を圧迫することで、首の痛みや手足のしびれなどを引き起こす疾患です。

この記事では、頚椎症の原因や症状、検査・治療の内容、そして整形外科での適切な対応について、医師がやさしく解説します。
あおと整形外科クリニックでは、丁寧な診察と画像検査による正確な診断一人ひとりに合ったリハビリや生活指導を通じて、患者さまの不安や痛みに寄り添っています。

頚椎症とは?

頚椎の仕組みと加齢による変化

首の骨である「頚椎」は7つの椎骨から成り立ち、背骨の一部として頭を支え、神経の通り道である脊髄を保護しています。
加齢や長年の姿勢負担により、椎間板の変性や**骨の変形(骨棘)**が起こると、神経の圧迫が生じることがあります。これが「頚椎症」です。

▪️頚椎症の主な症状

症状は大きく2つに分かれます。

1. 頚椎症性神経根症

  • ・ 片側の首・肩・腕の痛み
    ・ 手のしびれ
  • ・ 動かしづらさ

2. 頚椎症性脊髄症

  • ・ 両手足のしびれ
  • ・ 歩行時のふらつき
  • ・ ボタンがかけづらい、箸が使いづらい など

神経根症は神経の枝への圧迫、脊髄症は中枢神経である脊髄の圧迫が原因です。特に脊髄症は進行性のため、早期診断・対応が重要です。

原因とリスク因子

  • ・ 加齢(40代以降に増加)
  • ・ 長時間のデスクワークやスマホ操作
  • ・ スポーツや重労働による首の酷使
  • ・ 姿勢の悪さ(猫背など)

頚椎症の診断方法

あおと整形外科クリニックでは、以下の流れで診察を行っています。

▪️問診と触診

症状の経過、痛みの部位、しびれの範囲などを詳しく伺い、神経の状態を確認します。

▪️画像検査

  • X線検査(レントゲン):骨の変形や椎間の狭まりを確認
  • MRI検査:神経や脊髄への圧迫の有無を詳細に把握

症状が軽度でも、画像で明らかに異常がみられることもあります。

治療法と整形外科での対応

▪️保存療法(手術を行わない治療)

  1. ▪️薬物療法

     - 消炎鎮痛薬や筋弛緩薬で痛みを和らげる

  2. ▪️運動器リハビリ・物理療法

  - 首まわりのストレッチや温熱療法
 - 筋力強化等による姿勢改善

▪️生活指導
 - 正しい姿勢の維持
 - 枕の見直しや作業姿勢の改善

あおと整形外科クリニックでは、理学療法士によるマンツーマンの運動療法を通じて、無理のない範囲で症状改善をサポートしています。

手術療法が必要な場合

  • ・ 症状が進行し日常生活に支障が出ている
  • ・ 保存療法で改善が見られない
  • ・ 筋力低下や歩行障害が進んでいる

このような場合は、専門医と連携し手術を含めた高度医療機関への紹介も行っています。

予防とセルフケアのポイント

  • ・ 正しい姿勢を意識する(背筋を伸ばす・うつむき時間を減らす)
  • ・ 枕の高さ・形を調整する
  • ・ 首肩のストレッチを習慣化
  • ・ 定期的な運動(ウォーキング・体操)

頚椎症を放置するとどうなる?

頚椎症は自然に軽快することもありますが、脊髄症に進行すると手術が必要になる場合もあります。
初期症状のうちに、整形外科で適切な評価・管理を受けることが、将来的な悪化防止につながります。

あおと整形外科クリニックでの取り組み

当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた診療を大切にしています。
・ X線検査・MRI検査を用いた的確な診断
リハビリスタッフとの連携による機能回復支援
再発予防を意識した日常生活指導

首の痛みやしびれに不安がある方は、お気軽にご相談ください

【FAQ】よくある質問

Q1. 頚椎症は自然に治りますか?

軽度であれば自然軽快することもありますが、症状が続く場合は早めの受診が望ましいです。

Q2. MRI検査は必ず必要ですか?

神経の圧迫具合を確認するために有用です。必要かどうかは診察時に判断します。

Q3. 手術が必要になるケースはどんなときですか?

筋力低下や歩行困難など、神経症状が進行した場合には手術が検討されます。

Q4. スマホの使いすぎで悪化しますか?

うつむいた姿勢が続くと頚椎に負担がかかり、症状が悪化することがあります。

Q5. どんなリハビリをしますか?

首周辺のストレッチや筋力強化、姿勢改善指導を中心に行います。無理のない範囲で進めます。

📚 参考文献
▪️日本整形外科学会「頚椎症」
https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_012.pdf

  1. ▪️MSDマニュアル家庭版「頚椎症」
    https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/09-%E8%84%B3-%E8%84%8A%E9%AB%84-%E6%9C%AB%E6%A2%A2%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E8%84%8A%E9%AB%84%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%A0%B8%E6%A4%8E%E7%97%87

  2. ▪️健康長寿ネット「脊椎症」
    https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/henkeiseisekitsuisho/keitsuisho.html

🔖 監修者情報

監修:日本整形外科学会専門医 青戸 寿之(あおと整形外科クリニック 院長)

2025.04.18

運動器リハビリについて

当院では運動器リハビリテーションにおきまして、
令和7年5月1日より
運動器リハビリテーション(I)
を算定します。

2025.03.14

医療DX推進体制整備加算に関するお知らせ

当クリニックは、医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
・オンライン請求を行なっております。
・オンライン資格確認を行う体制を有しております。
・医師が、電子資格確認を利用して取得した診療情報を、診療を行う診察室において、閲覧又は活用できる体制を有しております。
・電子処方箋を発行する体制については電子カルテメーカーの対応待ちです。
・マイナンバーカードの健康保険証利用の使用について、実績を一定程度有しております。
・医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことについて、当該保険医療機関の見やすい場所及びウェブサイト等に掲示いたします。

2022.12.08

年末年始のお休みのお知らせ

年末年始は12/29(木)〜1/3(火)まで休診をいただきます。
1/4(水)から通常通り診察します。
よろしくお願いします。

2022.03.23

4/1〜開錠時間が変更になります。

朝 8:30
昼 15:45 になります。
お名前を書くボードも廃止となります。
※早い時間にご来院頂いても予約の方が優先になります。

2022.03.01

4/1~診察が順番受付制から予約制に変更になります。

それに伴い、当日順番受付システム(アイコール)が3月末で終了になります。
3月中は引き続き、順番受付制になっていますので、順番をお取りください。
4月以降の予約は電話、もしくは直接来院してお取りいただけます。
不明な点がありましたらお電話でお尋ねください。

2021.12.03

年末年始のお休みのお知らせ

12/29〜1/3 休診
12/28、1/4は一日通常通り診療しております。

2020.11.30

年末年始の診察日のお知らせ

12月28日まで診察を行います。
12月29日から1月3日はお休みです。
1月4日から通常の診察を行います。
よろしくお願いします。

2020.03.31

医療クラークさんを募集します‼

電子カルテの記載補助や書類作成補助がメインとなります。
パソコンが使える方‼ よろしくお願いします!

詳しくは募集ページを確認してください。

2020.03.25

新型コロナウイルス(COVID-19)に対する当院の対策のご理解とご協力のお願い

当院では新型コロナウイルス(COVID-19)に対して下記の通りの対策をしております。

①換気・消毒(11時/17時):こちらの時間では約10分ほど診察が中断されますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

②来院時の検温:発熱のある方にはご遠慮いただいております。

③スタッフのマスクの着用:飛沫感染予防のためにマスクを着用しての対応となります。

また、ご来院いただく皆さまにご協力いただきたいこととしまして
来院時、入り口にアルコールがおいてございますのでアルコールによる消毒をお願いいたします。

あおと整形外科 院長 青戸寿之

2020.03.13

コンシェルジュさんを募集します!!

コンシェルジュさんを募集します!!
クリニック内の業務を幅広く行っていただくお仕事です。
患者さんが快適に診察や治療を受けていただけるように心配りしていただき、他職種のパイプ役を担うなど、大変重要で、やりがいのあるお仕事です。
詳しくは採用ページをご覧ください。

2019.07.12

ホームページをリニューアルしました。

ホームページをリニューアルしました。